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「くそっ…。」
俺は親父が大嫌いだった。
自分が正しいと信じてやまないあいつは、金のためなら平気で他人を…その心を踏みにじる。
たった1人の子どもにさえ、あいつはたったの一度も愛情を注ぐことはなかった。
あいつにとって俺は、ただの後継者でしかない。
そんな親父に振り向いてほしくて、俺は必死に勉強をした。
でも、いくら努力したところで、あいつは見向きもしない。
その分、母親は俺を深く愛してくれたがある日、俺の人生を狂わすように母親は死んだ。
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