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それは俺が小学生のとき。
「ただいまぁ!!!」
ある日いつものように学校から帰宅した俺は、学校でもらった作文の賞状を手に母親のもとに急いだ。
いつもなら、優しい笑顔で迎え入れる母親。
しかし、何故か今日はやけに静かだった。
リビングに向かう俺、ただ褒めて欲しかった。
頑張ったね、って…いつものようにただ。
でもその先にいた母親は、真っ赤な海に浮かんでいた。
大量の血、脱け殻の母親。
俺は母親の亡骸にすがりつき泣いた。
もう抱き締めてはくれない、頭を撫でてくれはしない。
冷たくなった母親にすがりつき泣いた…。
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