2日目:来るはずのなかった朝。

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「よしっ、お昼御飯作っちゃお!」 ここにずっとこうしていても仕方ないと思い、私は料理をすることを決意した。 自分で言うのもあれだが、料理には自信がある。 私はキッチンに向かう。 対面式の、使われた様子のないキッチン。 調味料などは揃っており、食器棚には高そうな初期類が並んでいる。 「まずは、材料…」 冷蔵庫に手を伸ばす。 独り暮らしには不相応な大きさの代物だ。 扉には去年の日付のついたメモなどが貼ってあった。 その中に一枚、気になる物があった。
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