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「うむ。実はな」
トマト王は貫禄をたっぷり見せつけてきながら説明を始めた。
――10分後――
「って訳でだな、伝説聖剣“トマトボッコ”に見合う“勇者”を探しているのた。」
「あー…」
正直、カンはトマト王の話しの内容が理解できていなかったが、それは内緒だ。
とにかく、忙しい暇が潰せそうなうまい話しなんだろうと勝手に解釈した。
「ねぇ、トマト王」
「なんだね。」
「俺なら、トマトボッコ使いこなせるんじゃないかな?」
「うむ。子供じゃムリだ。」
「ですよねー」
言いながら、カンは内心で舌打ちをした。
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