勇者は誰だ。

4/6
前へ
/17ページ
次へ
「うむ。実はな」 トマト王は貫禄をたっぷり見せつけてきながら説明を始めた。 ――10分後―― 「って訳でだな、伝説聖剣“トマトボッコ”に見合う“勇者”を探しているのた。」 「あー…」 正直、カンはトマト王の話しの内容が理解できていなかったが、それは内緒だ。 とにかく、忙しい暇が潰せそうなうまい話しなんだろうと勝手に解釈した。 「ねぇ、トマト王」 「なんだね。」 「俺なら、トマトボッコ使いこなせるんじゃないかな?」 「うむ。子供じゃムリだ。」 「ですよねー」 言いながら、カンは内心で舌打ちをした。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加