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太平洋沖-。
上空にはヘリが数機飛び回りアメリカ海軍の戦艦の姿もある。
現在この海の海底では先の臨時ニュースでも報道された原子力潜水艦の残骸が眠っている。
太平洋への放射能漏れという事態も想定され現場海域では厳戒態勢がしかれている。
戦艦の司令室では先ほど海中へ投下されたガイガーカウンターの反応を固唾をのんで見守っていた。
しかし海底へ投下されたガイガーカウンターからは放射能の反応はなく最悪の事態は免れたのである。
そして海底から原潜の機体を引き上げると作業員を初めアメリカ軍関係者の中に一つの疑問が浮かび上がる。
この原潜に搭載されていたはずの原子力エネルギーは一体どこに行ったのか。
文字どうり原潜内に搭載されていたはずの原子力エネルギーは消えてなくなっていたのである。
それも格納されていた装置はそのままに・・・
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