悪夢

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すると、 『やぁ。』 誰かに声をかけられ、横を見ると、そこにいたのは、私の元カレでした。 「あぁ、久しぶり。元気?」 『相変わらずね。』 ずっと話してなかったので、ちょっと嬉しかったりする私は、2人でたわいもない話をしながら、歩いていると、突然彼がいいだしました。 『なぁ、俺たち、やり直さね?』 えっ!? 「あ、あはは~。 まぁ、考えとく。」 と、はぐらかしてその場を離れました。 あっちのほうは、ちょっと惜しそうにこっちを見ていました。 車車の脇に立っていた彼の両親の笑ったときに見える八重歯が妙に印象に残りました。
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