悪夢

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その後、私は、丘の上の墓地をさまよっていました。 早く、帰らないと。 お墓には色とりどりの花々が飾ってありました。 ふと、何かに引き寄せられたように、お墓の間をすり抜けると、一緒に来た友人が橋を歩いていました。 私は、声をかけてくる2人を無視して、隣の道に渡りました。 「そっちは行けないよー」 そこは、砂利道で、その先には大きな森がぽっかり口を開けています。 そして、その入り口に白い看板があって、立ち入り禁止の文字が。 あぁ。本当だ。 私は、友人たちの元に戻りました。 進んでいくと、自分の背の10倍以上はあるのではと思われる大きな黒い扉がありました。 ためらいもなく、それを開けるとついた先はもとの旅館でした。 「はぁー、声がだせるー!!」 とか、意味不明なことを叫んでいると、さっきまで、後ろで笑顔だった、友人がいませんでした。
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