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そんな、ちゃっこ(仮名:朝原)は大人になり、看護婦として都会の大学病院で働いていました。
職業柄、夜勤があるわけで…
病棟の見回り、検温などなど。
朝原は、ある病室のまえで、とまり、中に入りました。
「失礼します。」
患者さんの名前を呼ぶと、返事がありません。
こりゃ、寝てるな。
そう思って、患者さんの寝ているベットのカーテンを開けると、顔に何かが当たりました。
…え?
恐る恐る上を見ると、それは、患者さんの足でした。
きっと、壮絶な治療に耐えられなかったのでしょう…。
健康な私には、その痛みは、想像することはできません。
彼女が見たのは、
ただ、苦しそうに、白い目がこちらを凝視している姿でした。
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