そりゃ災難だね

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スーパー、駅、自宅。 ファミレスまでの道のりは割と明るい。 駅前は私服の人たちでごった返していた。 日曜の21時。 明日に備えて家路に着く人は多いだろう。 「……しまった…」 『今日の20時に目の前の公園に来てくれたら、』 理不尽な約束なのに、どうやら私の性格を掴んでいたのは私自身よりも千羽さんだったらしい。 スーパー、駅、公園、美容院、自宅。 千羽さんという人物の乱入によって、私の頭には二つの場所が入り込んできた。 そして気づいたからには意識してしまう。 公園、に、居たらどうしよう。 なんて言う? 『忘れてました、すいません。』 ……うん、無難。 駅を横目に、先にある公園を見据える何故だかため息が漏れた。 …変な動悸。 『そういうことできる子じゃない』って言われた罪悪感から。 私は悪くないという自信を取り戻したくて、無性にパンツスーツを着込みたくなった。
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