プロローグ

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「かっ、かかか…怪獣だぁ!!?」 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 惑星オリヴィエの民間人は、突然の怪獣の出現に混乱していた。 惑星オリヴィエ…… 我々の住む宇宙とは違う、別の宇宙にある惑星。 文明が発達しており、日本に似ている惑星だ。 市街地もあり、山や草原もあれば洞窟だってある、比較的快適な惑星だ。 だが、ここ最近、頻繁に怪獣が出現している。 と言っても、山や森にしか出現していなかったので、特別な対処はされていなかった。 その結果、案の定市街地にまで怪獣が出現してしまい、大混乱という状況になっている。 民間人は悲鳴をあげ、我先にとばかりに洞窟目がけて逃げていく。 そんな中、ある少女が逃げ遅れてしまっていた。 怪獣は少女に近づき、腕から生えている鞭で叩きのめそうとした。 「だ、だれか……たすけてぇ!!!」 絶体絶命のその時― 緑色のまばゆい光が、怪獣の身体を貫通していった。 「グルルォォォ……」 怪獣は静かに倒れ伏し、やがて爆発した。 「ありがとぉ!!! ウルトラマンゼロ!!!」 少女を助けたのは、 精細なマスクに2本の宇宙ブーメランを装備し、レッドとブル-のカラーリングに身を包み、特徴的なプロテクターを胸に抱えている…… ウルトラマンゼロだった。
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