Secondstage

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Secondstage

さて。誰からにしようかな。 ー彼にしようか。 彼が生徒会の奴らに鳴瀬を生徒会に入れないようにしているのではないか、といい始めたから僕はー。 「お兄ちゃん。行ってらっしゃい!」 「行ってきます」 いたいた。彼は極度のシスコン。普通皆寮があるから寮に入るんだけど、彼は妹に会えなくなるから自宅登校。周りには、奨学金で通ってるし、家に負担を与えたくないから、と言ってるみたい。 僕は地縛霊と化したから、肉体的な攻撃は出来ないけど、精神的な攻撃なら・・・出来るんだよネ。 「ただいま、俺寝るから」 「おかえりなさい、早いのね」 「疲れてるからさ、おやすみなさい」 「おやすみ」 さあ、深く、深く眠りについてネ。君が眠りにつくのを待ってたよ。 「ここは?」 『お兄ちゃん!』 「夢か。夢なら、ナニしてもいいよな」 『キャッ!何するのよ!』 「大人しくしてろよ。すぐ終わるし、気持ち良いから」 『や、やめて!』 パチッ 「はあはあ、リアルな夢だった。でも、あいつと夢の中で出来た!」 ー敵は罠にハマった。・・・後は、罠に完璧にハマるのを待つだけだネ。
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