『航空優勢』

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これを阻止するために登場したのが、戦闘機であった。 この当時の戦闘機は、武装としては軽機関銃を搭載した程度で、しかも、火器管制員が射撃していた。 つまり、操縦士と火器管制員の連携がないと、敵性航空機に銃口を向けることさえ困難だった。 だが、模型飛行機と同程度の爆撃機や攻撃機に対しては、極めて有効だった。 装甲板のない、オープンシート型の木製飛行機だったからだ。 命中すれば、操縦士が即死するか、エンジンや操縦系統が破壊される。 また、戦闘機は爆撃機編隊の護衛目的でも運用され、急激に戦闘機の地位が高まっていった。
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