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それからお母さんは、二人の関係について触れず、私について色々質問してきた。
何学年なのかとか、家族の事とか、友達の事とか、しまいには、ダイエットした話までして…
その頃には、だいぶ打ち解けてきて、にこやかに話せるようになってきた。
そして、呼び方も「葉山さん」から「莉乃さん」へ
ガチャ バタン
玄関の方から音がした。
…!今度は、間違いなく智だ。
「先生帰って、来ましたね…」
「そのようね♪」
「あの私、帰りますね…」
「何言ってるの。
あなた、ご飯作ったんでしょ?食べていかないの?」
「あ、あれは、先生のだし…
お母さん、良かったら一緒に食べて行って下さい。」
「そんなこと言わないで。」
なんて、揉めている時。
玄関では…
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