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「ん~ふふっ
私もそうしたい。
でも、ダメ~。
その代わり、今日も夕飯用意して待ってるから♪」
「ああ、いつも悪いな。
なるべく早く帰るようにするから…」
「うん…でも、あまり無理しないでね。
部活とか、大変ならご飯だけ作ったら帰ってもいいし…」
ムギュ
智が莉乃を抱き寄せる…
「ダメ…
無理してでも、俺が、莉乃に会いたいんだから。」
「!っ…智、こ、ここ学校、だから…///」
「ちょっとだけ…
少しだけ、抱き締めさせて。」
「智…」
さらに抱き締める腕に力が入り、息が詰まるくらいだ…
智が大きく深呼吸するように、莉乃の香りを胸一杯に蓄えると、やっと莉乃を解放してくれた。
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