3:異変

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   智が、悩みを打ち明けてくれないまま五月が終わろうとしていた、ある日の朝…  いつものように、智へメールを送り返信を待っていると、五分経っても音沙汰名が無く、電話をかけてみた。  ♪~♪~♪~~…  なかなか電話に出ない…  また、少し時間を空けて掛け直してみると、何回目かの呼び出しでやっと智が電話に出た。 「おはよう。ごめんなかなか出られなくて…」  その声は、元気が無く疲れている感じだ。 「私は、いいんだけど、智は、大丈夫?元気無いみたいだけど、どうかしたの?」 「ん…ちょっと、お腹痛くてトイレ行ってた。  寝冷えでもしたのかも。  心配かけてゴメンな。もう大丈夫だから。」 「そうか…。あまり無理しないでね。」 「ああサンキュ。」  そんな事があって、その日は、いつものように学校へ行った。  
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