3:異変

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  「ああ…もうこんな時間か。    俺は、大丈夫。  昨日寝られなくて、ちょっとお腹痛いだけだから…  もう、起きるよ…」 「本当に、大丈夫?  薬とかあるなら、持って来ようか?」 「ああ、ありがとう。  でも自分でやるから、いいよ。  莉乃もそろそろ行かないと、学校間に合わなくなるよ。」 「だって…智、辛そうだし、学校なら少しくらい遅れたって平気だから。  あ、お腹痛いなら、おかゆでも作ろうか?」 「いや、食欲ないから、イイや…」 「え、本当?大丈夫?」  ダンッ!!  !!… 「もう!いいからっ!  学校行けって!  大丈夫?大丈夫?って、しつこいんだよ!  大丈夫じゃないって言えば、お前が何とかしてくれるのかよ?  所詮、学生のお前には、どうしようもないんだから、俺の事なんか放っておいて、もう行ってくれよ!!」  智は、莉乃を怒鳴りつけ、部屋から追い出した。   
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