夢みたいな朝のひととき

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「おーい、隼人起きてるかー」 と小さい声でいい、静かにドアを開けて入ってきた。 入ってきた奴の服装は夢路高校の女生徒用の制服を着て、腰までありそうな髪をポニーテールにしている。 格好から隣の家の宮下秋奈(みやした・あきな)俺にたいしてイタズラが好きな女だ! ドアを開けっぱなしでベットの前まで行く秋奈、俺は気づかれないように部屋を出て一階に静かに降りていった。 その頃、秋奈は左手に黒の油性ペンを持って、少し笑いながら布団を鷲掴みにし、投げ捨てていた。 「?!」 だがそこには隼人の姿はなく、ばーかと書かいている紙が付いている、抱き枕が横になっていた。 秋奈は部屋全体を見渡し隼人がいないか確かめた。 「くっそー」 悔しそうに言いながら部屋を出て、一階に降りてきた。
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