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天馬は何者かに背中を凄い威力で殴られ、3mほど吹っ飛ばされる。
「い、いてえ…誰だ!!ふざけんなよ!!」
そう言って後ろを振り向いたが、誰もいなかった。
「誰だっつってんだよ!!隠れてないで…出てこいやぁ!!」
とりあえず高田信彦の真似をしてみた。周りからはリアルに似てると評判なので、おもしろがって隠れてるやつが出てくるかも、と言う淡い期待を持った。
しかし、出てこない…
「ですよね~、じゃあ帰りますよ~」
帰ろうとしたその時…
ガシッ
「ぐわぁーーーー!!!!」
突然、後ろからとてつもなく大きな手が天馬の首を握りしめてきた。
後ろから首を掴んできたので、誰なのか分からない。振り返ろうとするも首が動かない。振りほどこうともがくが、いっこうに振りほどける気配すらない。次第に天馬の身体から力が抜け、意識がだんだん遠のいていった。
死ぬのか…俺は…
まだ17なのに…
彼女できなかったなあ…
そういえば、今日の夕飯カレーだった…
いやいや、そんなこと関係ない、助けを呼ばなくては…しかし喉を押さえ付けられているので、声が出ない。万事休す…
天馬の命の灯がまさに尽きようとしたその時!!
ブジュワッ!!
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