夜の唄

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夜の唄

  夜の唄 雪がちらつくこんな夜は 貴方の腕に抱かれ 静かに眠ってゐたいわ 肌を突き刺す風吹く夜は 貴方の其の手に引かれ 沈黙の侭 果てたいわ 静かで寒い夜は長引くから 貴方と何時までも寄り添える 宵が揺らめいてゐるわ 月明かりばかりが眩しいのは 抱き寄せましょう 切ないから 見え出した真相 揺れて落ちる影 月の所為 口づけましょう 確かめたいの 貴方の横顔 不意打ちで冴える 夜の為に 眼目を劈く月明かり 貴方と瞼を伏せ 静かに影の中で 夢を醒ますこの現実を 笑って見送って行く 世界は不幸 それでも 2人で過ごす夜は短いから 貴方と何時までも寄り添いたい 夢が揺らめいてゐるわ 月明かりばかりが眩しいから 抱き寄せましょう 切ないから 見え出した真相 揺れて落ちる影 月の所為 口づけましょう 確かめたいの 貴方の横顔 不意打ちで冴える 夜の為に  
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