悪魔の日常

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ネリー・ザックスは悪魔の地に住んでいるデビルだ。 農村ではなかったが、政の中心地である町の郊外に居り、それなりに緑に囲まれていた。 家はレンガ造りで、築100年だ。町が大火に見回られたときも良く耐えてくれた。 父親は五歳の頃に他界して、それ以来母と二人暮らしではあったが、それなりに楽しく暮らしていた。 そんな母も、24の時に他界してしまう。 それからは彼女は夫もとらず独り暮らしていた。 彼女の家の隣には少しばかり豪華な、古い造りの家があった。 普段は誰も住んでいないが、夏と冬、春には家主は帰ってきた。 だが今年の春は帰ってくる事はなかった。 家主は魔界から特異な目で見られる悪魔からにでも、特異な目で見られた。 というのも、家主は20歳前後の姿をしていたが、魔法使いでもあったからだ。
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