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あいつとの出会いは、俺が一年の後期らへんだった。学祭が始まる1、2ヵ月前のころだった。授業が終わると俺はいつもの通り、サークルの部室へ向かった。
俺の名前は、『田崎 闘志』
歳は20で、大学一年。浪人して、私立の難関大学の夜間に入学した。
サークルでは軽音系に入っていて、担当はギターとボーカルしている。
ガチャ
?「お~、お疲れさま」
部室に入って声をかけてきたのは、矢口 竜 さん。二年生で、副部長だ。
闘志『お疲れさまでーす。今日は防音室空いてますか?』
竜「空いてるぞ。遼と畑さんがいるからな」
闘志『…畑さん…って誰ですか?』
竜「サックス吹いてる一年の女の子だよ。行ってみたら分かるよ」
このサークルは、人数が何気に多い。だから半年で全部員を把握するのは無理な話。当然畑さんの事なんか知らなかった。とりあえず、ギターの練習ついでに畑さんを見に行く事にした。
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