嘘喰い探偵社

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スタスタと何も言わずに歩く黒井 僕は大人しくついて行くが、頭の中はゴチャゴチャだった 電車に乗り、何駅かすぎた所で降りたが場所は頭に入らなかった 黒井について行くので精一杯だった 黒井は途中、携帯でどこかに電話していた しばらく歩くと喫茶店にたどり着いた 『lies』 看板にはそう書いてある チリ~ン 扉を開けて中に入る 「社長!連れて来ましたよ。」 黒井が中に入るなり言った。 ギィ~ 奥の扉から2人出てきた 1人は同じ歳くらいの女 もう1人は20代半ばくらいの男だ 男のほうが前に出てきた 「ようこそ!真意探偵社へ!」 「またの名を嘘喰い探偵社!」 そう言うと男はニコッと笑った。
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