仮面

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ピピピッ!! ピピピッ!! ピピピッ!! 耳障りな目覚まし時計の音で起きた 試験勉強をしながら机で寝てしまってたらしい 「変な夢だったな……」 それ以外はいつもと変わらない朝だった 台所で朝ご飯を食べていても普通 やっぱりただの夢か 支度をすませて玄関を開けて出発。 いつも通りだ。 クラスメートが通って行く 「おはよ~」 僕は目をこすった クラスメートが仮面をつけて『おはよ~』と言ったのだ。 少し…… いや、全てが変わっていた!! 仮面だらけの世界なのだ!! 道で喋っているオバサン 電話をしているサラリーマン 学生達 ほとんどが仮面をつけている 「え~~~~~!?」 驚きというよりも意味のわからない世界に呆然とした 夢が本当なら 嘘だらけの世界に自分は住んでいたのだ……
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