仮面

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僕は学校に到着するまでで気が狂いそうになっていた…… 「よう! 元気ないな、何かあったか?」 席に着いて始めに話しかけてきたのは友人の『小林』だ。 夢のことや自分の見えているものを説明しても信じるわけがない。 「ああ、寝不足だ……」 とりあえずそう答えた 「受験も近くなってきたからな~、無理すんなよ!」 そう言った小林の顔には仮面はなかった。 本当に心配してくれてるのだろう。 そう思ったら小林は良いヤツだなと思えた とりあえず自分でも混乱しているこの状態を落ち着かせるしかない。 授業が始まった 今のところは人の顔を見ないようにしているから、落ち着いてきたがいつまでもつか ノートを開いて驚いた! というか解決策が見えそうな気がした! ノートには夢の中で仮面が喋っていた内容が書かれていた。 寝ながら書かされていたというほうが正しいのかもしれない。 僕はこの奇妙な状況に、説明書を手に入れたような感じがして少しホッとした気分になった 授業中、休憩中もノートを読んでいた 受験も控えている中学3年生なのだから不思議な光景ではないのかもしれない ノートを一通り読んで少しわかってきたこともある 僕はノートに書いてあったことをまとめて書き出してみた。
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