98人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
書き終えた僕は落ち着きを取り戻していた。
状況を理解したことで安心した、というよりも何故かワクワクしていた。
人にはない能力を手に入れたことで自信?優越感?
とにかく心踊っていた。
「基本は『見る』『触る』『作る』だな!」
帰宅途中で僕はまずメガネを買った
目は悪くないから度の入ってないメガネだ
「……やっぱりな。」
僕の目にはいつも通りの景色が映っていた
「ガラス越しは見えないって書いてあったから、そうだと思った。」
自分の考えが合ってたからか、僕は得意げな笑みを浮かべる
僕はもともと頭は良いほうで、理解と対応も早いほうだと自負している
「ちょっとずつ理解してきたし、この能力で少しは人生を楽しんでみるか。」
僕の人生はここから少しずつズレていった
最初のコメントを投稿しよう!