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正人はメガネをかけることで普通の生活を送りながら、色々と試し能力について勉強をしていた
受験勉強が手につかなかったことは言うまでもない
『見る』で人間観察をすることは趣味のようなもので、気になる会話が聞こえてくればメガネをずらして見ていた
『見る』だけでは本心がわからないので、嘘をついている人の表情や動きを見て楽しんでいるだけだ
ただ……
『壊す』だけは何だか怖く、1度もしたことはなかった
勉強はしてなかったが、それなりの高校に通うようになった
正人は相変わらず人間観察を楽しんでいるだけだ
この能力を使って何ができるか何をしていいか分からなかったからだ
すぐに思いついたのは詐欺師だが、そんなことをするつもりは全くなかった
高校に通い始めて2ヶ月ほどたった頃に事件は起こった
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