零章 『出会い』

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そう言って宙だけ先に行かせ、他の者も次々に転移し、裕亜だけがアントゥラストに残っている状態となった (助けて…) 『一体なんなんだこの声は…』 --とりあえず草原を歩いてみると、少し頭に響く声が大きくなった。 その方向に歩いて行くとそこには、一人の少女が倒れていた。 『おい!起きろ!』 返事がない。困った裕亜は、とりあえず運ぼうと少女を持ち上げた時、 「うぅ~」 と声がした。 『おい、大丈夫か?』 「うぅ~……ここは?」 祐亜は少女が目を覚ましたことを確認すると、少女を地面にゆっくり下ろした。 その時祐亜は初めて気付く…… 少女が裸だと言うことを… そして気付くのが、遅すぎたことに気付く…
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