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そう言って宙だけ先に行かせ、他の者も次々に転移し、裕亜だけがアントゥラストに残っている状態となった
(助けて…)
『一体なんなんだこの声は…』
--とりあえず草原を歩いてみると、少し頭に響く声が大きくなった。
その方向に歩いて行くとそこには、一人の少女が倒れていた。
『おい!起きろ!』
返事がない。困った裕亜は、とりあえず運ぼうと少女を持ち上げた時、
「うぅ~」
と声がした。
『おい、大丈夫か?』
「うぅ~……ここは?」
祐亜は少女が目を覚ましたことを確認すると、少女を地面にゆっくり下ろした。
その時祐亜は初めて気付く……
少女が裸だと言うことを…
そして気付くのが、遅すぎたことに気付く…
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