『権力の記念碑』

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『地球環境再生計画』を実行に移す為には、世界には障害が多すぎた。 人種、民族、宗教。 それらを執り纏める、組織が必要だったのだ。 しかし、権力を我が手にしようと利権を争って来た権力者たちが、そう簡単に1つにまとまるはずが無い。 だが、それは同時に『利権』さえあれば、1つに纏まる事が出来る事実を指し示していた。 1つにまとまるだけの利権。 皮肉なことに地球存亡こそ、まさにその『利権』だったのである。
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