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そこへ少女がやってきました。
今日は少女の友達も一緒です。
いつもより、たっぷりの水がかけられます。
美しい花々は、嬉し涙を流すように、土にシトシトと、その雫を垂らします。
土となった球根はその雫をかき集め、花々の根元に届けます。
花々は土の栄養を吸収しながら、ますます、その美しさを増しました。
土はたっぷりの水をもらい、太陽に温められ、しっとりと花々を見あげます。
「綺麗だね」
寒空の中、暖かい太陽がニッコリと微笑みかえすのでした。
おしまい
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