ハーブの街「ジェナ」

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そもそも何故ブリーズルが溺れていたかと言うと、さかのぼること数時間前… 『ブリーズル♪ご飯出来たわよ♪』 ハスキーボイスのセリースがこの世のものとは思えない料理を並べていく。 大トカゲの丸焼き、肉食カエルの丸焼き、雑草サラダ、極めつけは真っ黒な炭と化したライス。 『えっ…いや俺…腹減ってないからいらない…』 ブリーズルはその場から逃げようとするがセリースに服を掴まれる。 『ブリーズルちゃんは育ち盛りなんだからいっぱい食べまちょうねぇ❤』 『えっ…いや…』 あたふたするブリーズル。 『良いから食えや…』 セリースは肉食カエルの丸焼きをブリーズルの口にぶち込んだ。 『〇¥#**Åヱヴヮ!?』 ブリーズルは慌てて川に口の異物を吐き、口をゆすぐ。 『セ、セリース…な、何であんなに焦げてるのに何で中は生なんだよ!?』 涙目でセリースに訴える。 『食べ物を粗末にするな!』 セリースの拳がブリーズルの腹に入り、ブリーズルは意識を失い川に落ち、流されていった。 …こんな死に方やだぁ。
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