序章『始まりの朝』

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雲一つ無いような快晴 目映い太陽の光が部屋に差し込む 『…んー…眩し』 あまりの眩しさに私は寝返りをうって布団を被った 『……………今、何時だろ………って8時っ!?』 私は時計を見て血相を変えると、飛び起きて急いで制服に着替える ダダダダ… 階段を勢いよく降りると台所からお母さんの声がした 『恵~階段はもうすこし静かに降りなさいって……』 『だってギリギリなんだもん!』 最後まで聞くことなく遮ってわたわたと靴を履きながらそう言う すると台所からお母さんが顔をだした 『朝ご飯は?』 『う~時間ないからいいやっ』 『あ、そ。まったく余裕ないわねぇ』 呆れ気味の声が後ろから聞こえてきたが聞き流すと立ち上がり 『いってきますっ』 振り返ることなく家を飛び出した
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