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生徒会室に入って見ると双子と副会長が笑顔で私のことを待っていた。
「一体、なんですか?」
「あなたに紹介したい人がいるんです。」
副会長は優しく私の手を取った。
「で、誰なの私に紹介したい人って」
「この子だよ」
双子は声を合わせて言うとその場を避ける。
そこには、一人の女子生徒が立っていた。
「誰よ。この子」
女子生徒のことを指差して言うと会長が私の肩を強く叩きながら状況を説明を始める。
「あの、はじめまして坂本さん。私は一年の…」
会長からの説明を聞きを終えて女子生徒は自己紹介を始める。
「ここまで来て悪いけど私は友達なんていらないから、さっさと私の前からいなくなってくれない」
冷たく言うと女子生徒は泣き出しそうな顔をして生徒会室から出ていった。
この行動には生徒会役員全員が驚いていた。
「バカじゃないですか?」
そう言葉を発して私は生徒会室を後にする。
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