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「1年1組、坂本葵は生徒会室に来るように!絶対だ以上。」
昼休みに人気の無い屋上で昼寝をしていれば急に放送で呼び出しを受ける
面倒だと思いながら生徒会室に向かう。
「よく来たな」
「呼んだ理由を簡潔に言って下さい。」
「今日からお前は生徒会議長だ」
会長は私を指差していう。
他の生徒会役員も驚いた顔をしていた。
「嫌です。なんで私が議長にならないといけないんですか?」
そう言って生徒会室を出ようとするがあの双子にそれを阻止される。
「理由はあるんだろうな」
一人掛けの椅子に座り足を組ながら会長に尋ねる。
「俺の直感だ」
「私は失礼する」
あまりにも馬鹿げた理由だと呟きながら立ち上がる。
「会長、そんな理由で葵は納得しないって言っただろ」
葉一はふてくされながら会長に文句を言っていた。
「会長、もっとちゃんとした理由を言ったらどうですか」
穏やかな表情をした生徒はため息混じりに言った。
「わかったよ」
会長はため息をつきながらようやく、理由を話し始めた。
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