プロローグ

4/17
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
ガラガラ 「はーい席に座れー、もうすぐチャイム鳴るぞー」 空斗と光が他愛もない会話をしていると、担任の先生が教室に入ってきて、光は自分の席に戻っていった。 「じゃあみんな知ってるとは思うけど、一応自己紹介しとくぞー、俺の名前はコバ先でお馴染み【小林啓-コバヤシサトル-】です。コバ先と呼べ!」 (へー、担任コバ先なんだ、怒らないし結構楽しい先生だからラッキーだな) 始業式をほとんど聞いていなかった空斗は、担任が小林だと知りそんな感想を浮かべる。 小林は自己紹介を終えると、そのまま学活の時間を始めた。 今日は始業式と学活で学校が終了するため、めんどくさがりの空斗にとっては最高の日である。 その後は1人1人の自己紹介と必用な教材の説明など始業式の後ならではの作業を行い、すぐに終わりのチャイムが鳴る。 「さて、今日は二時間と短かかったがお前らは受験生だ、しっかり勉強するように」 その後の小林の礼の合図でクラス全員が一礼し下校を始める。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!