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「まあ、死ぬことはないよな、さすがに…」
―――ドクン、ドクン、ドクン
空斗の心拍数が速く、そして大きくなっていく。
そして空斗は手に取った種を口に含み
――ゴクン
と、音をたて種は空斗の体内へと入っていった。
特に体に変化はない。
「なんだ、ただのサプリメントか何かだったのか?、緊張して損した」
空斗はそう言い自室のベットに脱力というように仰向けに倒れる。
そして手元にあるケータイに手を伸ばす。
「あっ!タッチパネル!!」
ケータイを手に取る前に、タッチパネル式の機材の事を思い出した空斗はベットから起き上がり、タッチパネル式の機材を段ボールから取り出す。
「これに触るだけでいいのか?」
空斗は今度は躊躇なくタッチパネルに触れた。
―――その瞬間
「………っ!?」
短い声を上げた空斗は、思わず目を瞑る。
何故なら、タッチパネルから凄まじい閃光が放たれたからだ。
「くっ!なんだこれ!?」
空斗がそう言ったのもつかの間に、閃光は空斗の部屋を包み込んだ。
そして閃光が消えると共に、空斗の姿も消え去っていた。
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