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一方その頃のロマネスクは何をしているかというと─…
─応接間─
二人の間に長い机があり
机の上にプリントが置かれてあった。
そのプリントには写真が貼られてあり、履歴書のようなものだった。
[( ∨ )]"ゼフィロス・チャン"
名前欄にはそう書かれてあった。
ロマネスクはそのプリントを懐かしそうに見つめる。
( ФωФ)「…あのゼフィロス君であるか…」
( )「はい。お久しぶりでございます…ロマネスクさん」
( ФωФ)「…うむ…」
どうやらこの二人は知り合いのようだ。
( ФωФ)「すまないな…あの頃は睦月が世話になったである…」
( )「いえ…むしろ私が世話になりましたよ…」
( ФωФ)「…そうであるか…にしてもゼフィロス君…どうして君は睦月の執事を希望するのか?である」
( )「…クスクス…」
( )「…」
( )「睦月と約束したからですよ…」
( ФωФ)'「……何の約束をしたのかい?である」
( )「…秘密でございます…」
` _,,_
( ФωФ)「エーなのである」
( )「申し訳ございません…大切な約束なもので…」
( ФωФ)-3「しかしまだ若いのにのう…18歳とは…学校はどうするのかい?である」
( )「ああ…その件で頼みがあるのですが…」
( ФωФ)「…何であるか?」
( )「…」
「…睦月と…一緒のクラスにさせてほしいのです…」
─四兄妹─
─終─
─次章─
─執事兼学生の転校生現る─
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