入会

6/9
前へ
/92ページ
次へ
「やっぱお前完璧だわ。鏡見てみ?」 もう終わったの? ドキドキしながら鏡の前に立つ。 怖くて目が開けられない。 「目開けてみ」 恐る恐る目を開ける。 「これが僕?」 目の前には僕とは思えない美人な人が立っていた。 お世辞抜きでモデルさんみたいだ。 って自分で自分のことモデルさんみたいってバカだろ。 「ど、気に入った?」 「はい」 あ、ついはいって言っちゃった。 でもこれは凄いよな。 「うわー美人さんですね」 声のした方を見るとさっきまではいなかった可愛い女の子がいた。 つまりもう1人の子ってことだよね。 「そっちは可愛いです」 「ありがとう」 満面の笑顔のもう1人の子は危なく惚れそうだった。
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加