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(;^ω^ )「……白い空間…?…が見えるお」
それの奥だ。
目を凝らせばわかるはずだけど。
(;^ω^ )「はあ……?」
( ^ω^ )「………」
( ^ω^ )「………」
( ^ω^ )
( ^ω^ )「……!?」
(;^ω^)「な……!」
(^ω^;)「何だお、こいつら……!!」
(;^ω^ )「おまえっ…誰だお!?そっちも…!こっちのも…!おい!お前なのかお!?」
失礼なことを慎めよ。
彼らは『読者』だ。
(;^ω^ )「はっ……!?」
小説である以上、読んでいる人がいるのは当たり前だろ。
さて、本題に入っていいかな?
(#^ω^ )「ふっざけんなお!!!おい!ここから出せお!!早く帰らせろお!!!殺すぞ、まじで!」
(#^ω^ )「おい!!こっち見るんじゃねーお!やめろ!!やめろっ!!!」
(#^ω^ ) ズカズカ
お前に僕は殺せない。
読者にも、指一本触れはしない。
(#^ω^ )「うるせーお!黙れお!」ズカズカ
Σ( ω )そ バンッ
(;^ω^ )「痛っ!!……おい、何だお、これ!!!説明しろお!!!」
バン!バンバン!バンッ!
それは液晶。
君は二次元の世界。僕達は三次元の世界にいる。
理解してくれた?
(#^ω^ )「ふ…ふざけんなお!ブーンは今立ってるお!!立派な三次元じゃねーかお!!!」
僕は君の世界を知らないが、それでもこっちには、文字としてしか伝わらない。
君が手を叩いてみても、こっちではパンッとしか伝わらない。
(;^ω^ )「……!………!」
信じきれていないようだけど、今から君に伝えなくちゃいけないことがある。
ページが勿体ない。早くしよう。
(;^ω^ )「……さっさと言えお」
君は後、100ページしか生きられない。
(;^ω^ )「はあ!?」
正確に言えば、このページを含め、あと99ページ分しか生きられない。
(;^ω^ )「意味わっかんねーお!!!お前が決めることじゃねえだろうがよっ!!!」
僕は制作者だ。何度も言わせないでほしい。
君の上を見て、何が見える?
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