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俺も何かを創り出さないと…
そうは言ってもな…武器ったって、何創り出せばいいんだ?
そもそも何と戦うのかわからないからどんな武器にすりゃぁいいのかもわからないしな…
「――――ウヴヴヴ…」
隣から唸り声が聞こえる…
あの愛奈からこんな声が出ているとは思いたくはないけど間違いなく隣から聞こえる
「…あのぉ……愛奈?」
「――――ウリャァァ!」
唸っていた愛奈が叫ぶと同時に、変形したF.O.C.でできた何かは俺の顔を掠めた
「ふぃい…できたー」
長い棒だった
ただ俺を掠めていった先端には槍に斧と嘴がついている
それを見て息をのんだ
「あ、危ねぇ…」
いわゆるハルバードっていうやつだった
こんな物騒なモノ、愛奈がなんで知ってるんだよ!
「ゴメンゴメ~ン、大丈夫だった?」
「ギリギリを通ってったから大丈―――ってうおっ!」
俺が喋ってる最中に愛奈がハルバードを肩に掛けようとしたせいで、嘴の方が俺の顔に向かって来た
それを大きく体を反らして避ける
うぅ…ただでさえ腰痛いのに何でこんなにヤバい姿勢しなきゃならないんだよ
「ゴメンゴメ~ン」
「ちょと待て!そんな物騒なモノ持ったまま動かないでくれ!」
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