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「それよりもさぁ、なんか一方的に攻撃されるのも嫌だし、こっちから仕掛けちゃおうか?」
「…はい?」
気のせいだよな…
なんか愛奈がすごく物騒なこと言った気がするけど、やっぱり気のせいだよな?
「だから、こっちから攻撃してさっさと倒しちゃおうってこと」
いやあ、言葉の意味が分からないから中途半端な返事をしたわけではないよ?
確かに今は、一方的に切りかかってくる奴を返り討ちにしているだけだ
この状況はあまりよろしくない
ただ、その言葉を愛奈から聞くことになるとは思わなかったから、そんな返事になっただけだ
「…いいんじゃない?守るだけは押されるだけだし」
「じゃあ決まりね!」
そう言って残りのロボットがいる方へ向く、すごくいい笑顔で
眩しい…眩しすぎる…
「どうする?せーの、で行くか?」
「んー、それでもいいんだけど、あっちが動いてた方がカウンター狙いやすいし、あっちが動くまで待とう」
か、カウンター狙いやすいとか…
日本刀は振りが早いし、リーチもあるから確かにそうだけど…
それを愛奈が言うからすごくなんかモヤモヤする
「「「「「「「「「「…READY!」」」」」」」」」」
俺は思わずビクッとした
合成音声の大合唱
それと同時に残る全機が俺らに急速に攻め込んでくる
俺らの絶対数はどう数えても2
数の暴力なら勝てると踏んだのだろうか?
「待たなくてもよかったね。私たちもいこう!」
「お、おう…」
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