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計算中…
――――俺が倒したロボットは最初に切り倒した1機+カウンターで砕いた1機+ズタズタにした1機+さっきの3機=6機。降下してきたロボット達は15機。つまり愛奈が倒したロボットの数は…
「きゅ、9機も…!」
どんな女の子だよ!いや、マジで!
医学部出だからお勉強の方はバッチシ、かといって剣術も体得してるから戦闘能力もバッチシ、料理の腕前もバッチシ。
どんな女の子だよ!!
―――つい興奮しちゃって二回も叫んでしまった。重要なことだからいいにしよう
一応俺だって男だから、撃破数が負けているのは正直言って悔しいが、重要なのはそこじゃない
重要なこと
愛奈の女子としての能力もそうだけど、今はこの訳のわからないロボット相手に勝ったということ
「いやぁ、楽しかった~♪」
そんな声を上げながら愛奈は俺のところへ歩み寄ってくる
俺も愛奈の方へ向かって歩いていく
「一応」男子として確認しなきゃいけないことがあるからな
「大丈夫?怪我してないか?」
「うん、大丈夫よー。翔の方こそ大丈夫なのー?」
―――大丈夫…かな?変に集中して疲れているのは確かだけど、それを愛奈に話しても意味はないことぐらいはわかる
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