大脱出

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「ふぅ…」 「なんか大変な一日だったね…」 疲労感しか感じていない俺ら2人 夏美とマーティーは落ち合うタイミングを告げて、部屋から出て行った 現在、部屋の中には俺ら2人にまた戻った 「そういや愛奈はどう思うよ、あの二人のこと」 「んー、まあなっちゃんは可愛かったね。マーティーはもうちょっと身長高ければなぁ…」 ――――まあそうだな。マーティーは身長低かったよな…160ぐらいしかないんじゃないかな、あの様子だと 「―――ってそういうことじゃなくて…」 本当に愛奈も鋭いんだか鈍いんだかわからねぇな 「反政府組織スパルタクス―――だっけか?についてだよ…」 「んー…なんというのか…わからないよ、お互い」 お互いねぇ… ―――『二人とも素質は間違いなくあるんだよ?』なんて言われても実感はないしなぁ 「【空間制圧】に【電気】…あんな能力を私たちが使えるかもしれないのかぁ…」 「実感は本当にないよな」 「そうだね…それで、明日だっけか?」 ―――そう、明日だ 明日、再びネオコロッセウム闘技場にて再び何かと戦わされる その戦乱に乗じて、夏美とマーティーが再び侵入してくるからそこで合流し、脱出を図る よくはわからないが、あの2人はこのネオコロッセウムに因縁があるのは確かだ その因縁に俺らが絡んできてしまったということなんだろうと、俺は解釈している
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