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親父、かぁ…
局長がマーティーの親だったのか…
裏人格側のマーティーと局長――――確かに似ている
「あんたは逃げなくてもいいのか?味方はいないぞ…?」
「…状況判断がお前は苦手か?まだ俺の駒はいくらでもいる」
パチン、と指を鳴らすオッサン
するとオッサンの後ろから再び武装をしたロボットが多数
……俺一人でやるしかない
「…愛奈!二人を頼む!!」
俺は一機に向かって走る
さっきみたいにロボット達はAFOC弾を装填しているに違いない
だったらやることは一つ
――――撃たれる前に全部破壊する
「ウオォォラァ!!!」
走りこんだ先にいる一機に向かって右手の鶴嘴を振る
そのモーションを利用して左手の鶴嘴もぶち込む
――――次!!
回転反動を利用
右手の鶴嘴を回転させながら水平に飛ばす
俺の体に巻かれた鎖がジャラジャラと音を立てて伸びていく
その鎖を掴んで反時計回りに振り回すと鶴嘴もそれに従って素直に回る
鶴嘴の描く軌跡には数十機のロボット達
――――イケるか…?…いや、俺がやるしかない!
「沈めぇぇぇぇ!!!!!!!」
緩急をつけて鎖を振る
こうすると鎖は急加速し、破壊力が出る
タイミングを見て鎖を離す
鶴嘴は回転しながらまっすぐに飛んでいく
五機を巻き込んだところでネオコロッセウムの壁にぶつかり、深く刺さった
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