序章

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「なんか意気込んでるみたいだけど、君は間違ってるよ?」 えっ? 仕事だろ? 「まずは対談してからなんだよ、そこで詳しい話を聞くのさ」 俺はやる気満々だったのだが、途端にやる気がうせた。 「対談……ですか……」 俺は人と話すのが得意じゃない、神崎さんの様に馴れた相手ならばいいが初対面となると話は別だ。 ………その頃の政府……… 「この青年が新人かね?」 白髪混じりの髪に丸メガネの中年男性が秘書らさき女性に問う。 「えぇ、そうです。」 女性は返答すると続いて資料を手渡した。 名前:扇堂ルイ 性別:男性 年齢:19 備考:家族なし、その身に妖魔を宿す 「この青年があの……」 中年はまるで何かを思い出すかのように言う。 そして、数分もせず扇堂と神崎が政府に現れた。
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