──一章。

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──一章。

桜が散っているのが見える その中をあたしの新しい仲間達が歩いている 「…………暇……」 まあこんな事本当は思っちゃ駄目なんだけど、 だんだんぞろぞろと新入生が集まってくる 「………はぁ」 ため息、入学式だというのに体がだるい。 あああああ、早く帰りたい…… !!! 背中に痛みを感じる 振り返ると、 「おはよ!」 「……おはよ…」 そんな素っ気ない返事を返す 「?なんか元気なくない?どした?」 「……別に?うざいなって、」 「うわ!ひど!ひどいよ杏!!」 そう呼ばれたあたしは 『葉島 杏(はしま あんず)』 今年、中学生になる 小学生の時はテンションが高くてうざがられていた、だから中学生ではキャラチェンをして新しい自分に…!! と、思い テンションを低めにして過ごしている。 「ひどくないし…てかなんか用?」
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