──一章。

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「う、えーとっ、その、、、」 「……はやく言えっての!」 ついついそんな事言ってしまう 「は、はい!……な、何組だった?」 そんな取って付けたような答えを言うこいつは 『間中 由夏(まなか ゆか)』 幼稚園からの幼なじみ兼親友………のはず、 幼稚園の頃から変わらずテンションが高く ムードメーカー、とか言うものなのだろうか 「えーと…2組」 確か…2組だった気が………… ちらっと掲示板を見る 2組の欄には葉島杏の名前が 「2組かあ、あたしはっと…」 あたしもちらっと掲示板を見る すると同じ2組の欄に間中由夏の名前が 「…由夏も一緒か「やった!!!杏と一緒~」 …まだ言ってる途中だろうがっ こ、このやろう……!! 「じゃあ、早速教室に…!!」 腕を引っ張られる 「ちょ……も、もう…」 そう言いながらもついて行く 「………!!………」 それを無言で見ている少年には 気が付かずに─────────
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