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黒い服を着た男達は、二人で広樹の足と手を羽交い締めにした。
「おい!
お前ら離せ‼
ぶっ殺すぞ!!」
男達は、無視している。
一人の男がコートの内ポケットから、裁縫道具を取り出した。
「おい?何するんだ?止めてくれ!」
すると、また、島の中心辺りから、サイレンが流れ、アナウンスが聞こえてきた。
「宮本広樹さん。あなたは、島に来てから一番初めに罵声を発しました。
本当なら、あなたの口は、その男達に縫われています。
しかし、あなたは、最初に“礼儀”を破りましたが、練習という事で見逃しましょう。
それでは皆さん、さようなら。」
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