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好きだから友達でいられない
この気持ちに気づいた時はつらくて
この切なさが届かない寂しさに溺れていた
だけどやっぱり好きで愛しさは私の中に染み込んで私の心に染みていってしまう
恵輔を必要としてしまう
『はよっ!真央なんか最近元気ないぞ?…あ、まだセンチメンタルってやつ(笑)』
私をじっと見つめる恵輔
『卒業すんの、確かに寂しいよな~。めちゃくちゃ楽しかったもんな…この三年間』
『うん、そうだね』
『真央に出会えたし、俺この高校来てほんとに良かった』
『何それ(笑)?』
『え、まんまだけど?真央みたいな最高の友達に出会えて俺は幸せだよ。』
最高の友達
友達以上は期待できないのだろうか?
『てかさ、お前ちゃんと勉強してんの?国公立の試験はまだ終わってないんだからな』
『恵輔に言われなくてもやってます。受からないと女子大行きだからさ。やっぱり共学がいいな~』
『そうだな。そろそろ彼氏いない歴にピリオド打たなきゃな…』
『そうそう…って余計なお世話です!』
『ノリつっこみかよ(笑)』
もうずっとこの時間が続けばいいのに
まだこうやって二人で笑ってたいよ
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