【サ】行

6/6
前へ
/62ページ
次へ
『憎悪』 憎い アイツが憎い アイツさえいなければ 俺は幸せなはずだった アイツさえいなければ、俺は部活でスタメンだったんだ アイツさえいなければ、俺の学力は常にトップだったんだ アイツさえいなければ俺は彼女を奪われることはなかった アイツさえいなければ アイツさえいなければ アイツさえいなければ アイツさえいなければ アイツさえいなければ アイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえアイツさえ……………… ハハハハ… そうだよ、アイツさえいなければいいんだよなぁ なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだろう アイツを殺しちまえばすべての問題がクリアできんじゃん 凶器なんてどこにでもある 例えば、今俺の腹を貫いてる包丁だって立派な凶器に… つか、なんで刺さってんのコレ? やべぇ、いてぇ 血がとまんねぇ… 誰だよやったのはよ… …ハハハハ なるほどな… お前からしたら、俺が邪魔だよな… 先、こされたわ…
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加