446人が本棚に入れています
本棚に追加
/194ページ
ネロに案内されて、疾風は契約の間に入った。
後ろから 王と王妃が部屋に入り隅で疾風を見守っていた。
契約の間は広さが謁見の間の半分ぐらいで、中央に大きな魔法陣があった。
「ハヤテ、魔法陣の前に立ったらこう唱えるんだ。
《我、異界との道を示すもの、契約を望む者。我の求めに応じて姿を表せ。契約召喚》
後は魔法陣の上に現れる。忘れるな、あくまで契約者であって、召使いではないことをな。」
ネロは王と王妃の近くまで下がって、疾風を見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!